屋根の修理について

屋根修理の種類

葺き替え
屋根の葺き替えは、現在の屋根を全く新しい屋根材へと取り替える作業です。たとえば、セメント瓦の屋根からコロニアルタイプの屋根に取り替える作業などが、この「葺き替え」に当たります。葺き替えのメリットはいくつかありますが、最近の潮流として、災害対策として行われるケースが増えています。特に陶器瓦を使用した家の場合、陶器瓦の重さが耐震性を大きく損なうことから、家や瓦の耐用年数とは関係なく、屋根の葺き替えを行うことが一般的となっています。
 
また、葺き替えは屋根材をすべて取り除くため、屋根の下にある家の重要な部分、たとえば防水シート(ルーフィングシート)などの点検、補修を同時に行えるというメリットもあります。
 
カバー工法(重ね葺き)
カバー工法は重ね葺きとも呼ばれる工法です。現状の屋根をそのまま剥がさずに、その上から新しい屋根材をかぶせるように重ねることから、この名前が付きました。屋根を解体する必要が無いため廃棄物が出ないという大きな利点があります。古い建物の場合は、アスベストを含んだ屋根材を使っていることがあるため、その処理について考える必要があります。
 
カバー工法は、元々の屋根に傷みが少ないことが、施工の際の条件になります。傷みのある屋根の上にカバー工法を施してしまうと、二重に加工された屋根のすべてを剥がす必要があるため、よけいな費用がかかることになります。屋根材が二重になることによる屋根重量の増加など、耐震性に影響する問題もありますので、カバー工法を検討する際は、専門家に必ず相談しましょう。
 
屋根塗装
屋根は日頃、雨風にさらされることで、汚れやさびなどが付着して劣化していきます。特にトタンなどの安価な屋根材は、新築から5年もすれば、さびや塗装剥げが目立つようになってきます。このような状態を放置すると、さらに屋根材の劣化が早く進んでしまいます。また、見栄えという点でもあまり望ましくないでしょう。
 
屋根塗装をする場合は、まず汚れやさび、劣化が目立つ塗料を高圧洗浄機で飛ばします。その後、塗装と乾燥を3回繰り替えして仕上げます。長持ちする瓦屋根などの場合は、葺き替えるとかなりの費用がかかります。専門家との相談は必須ですが、このような場合は再塗装が有効です。
 
部分補修
部分補修は、既存の屋根材を剥がし、傷んだ箇所を補修、または新しい屋根材と入れ替えることで、直していく方法です。突風などで部分的に屋根がダメージを受けた場合などに、有効な補修手段です。また、屋根は家の大きなパートですが、その造りや自然条件により、ダメージの受け方にも違いがあります。たとえば日や風の当たる向き、雨水の流れ方により、劣化の程度に差が出ます。そのような際に部分補修や瓦の組み直し作業が必要になることがあります。
 
インターネットを中心に、格安の屋根修理サービスの広告を目にする機会が増えました。屋根修理で難しいところとして、大きな雨漏りのようなトラブルを除いては、家人が屋根の状況を直に把握することが容易ではないことが挙げられます。格安の屋根修理サービス等に依頼しても、根本的な修理をしない限り、また同じ場所から雨漏りが始まる可能性が高いでしょう。
 
新築から15年、20年と経た家は、今までに大きな問題がなかったとしても、そろそろ点検の時期です。信頼のできる専門家に、葺き替えや塗装について相談することをおすすめします。屋根はメンテナンスをすることにより、その寿命を延ばしてあげることも可能です。大きなダメージが出る前に、日頃のメンテナンスに気を配ることで、将来かかる葺き替えコストを抑えることもできるのです。

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